第53回 「さつき教室」のご案内
あらかわ文化村 村長 笠原立晃
日 時: 平成19年7月7日(土) 午後7:00~8:00
場 所: あらかわ文化村 講師: 内木 光三先生
中村 一男先生
渡辺 忠雄先生
1年間育てたさつきの花の咲き具合はいかがでしたか?
花季展も終了し、楽しかった日帰り旅行も思い出となりつつあります。新たに始まりますので皆様来年に向けて頑張りましょう。
● さつき教室の年会費ご用意ください。
¥2,400(H19年7月~H20年6月)
花の大きさは、色は、形は満足でしたか。
1年間の丹精の結果が現れる開花のシーズンが終わりました。期待通りの花が咲いた方もいれば、中には思ったような花が咲かなかった方もいることでしょう。残念ながら思い通りの花が咲かなかった場合、管理の面でどんな事が原因だったのでしょうか。原因を考え対策を講じることで、来年はいい花を咲かせてみましょう。
1.花が全体に小さい。
花が品種本来の大きさで咲かない場合です。これは花数が多い場合に起こりがちです。花数が多いと、一つひとつの蕾にいく養分が分散され少なくなってしまいます。その結果小さな花になってしまいがちです。たまたま残った蕾は大きな花を咲かせる事がありますが、これは剪定によって蕾の数が減った事で、残った蕾に養分が集中された結果、大きな花が咲いたと考えることが出来ます。対策としては、摘蕾によって蕾の数を減らし、一つひとつの蕾に十分養分が行き渡るようにします。
2.樹冠部の花が小さい。
樹の下部に比べ樹冠部の花が小さいことがあります。これは冬の管理が十分でなかった場合によく起こります。冬の灌水が少なめで風に当たる場所に置くなど、湿度が不足するような管理をすると樹冠部の花が小さくなりやすく、したがって、サツキの休眠期の冬であっても水切れは禁物です。この水切れと冷たく乾いた風が当たると蕾枯れを起こす事もあります。特に水不足気味だと樹冠部がなりやすいたには樹冠部の枝数を多く残しておき、水上げをよくしておく事も対策の一つです。
3.全体に花の大きさがバラバラ
開花したら花の大きさが大小バラバラという事があります。これは蕾の大きさを揃えるような摘蕾を行う事で解決します。一般に摘蕾は開花した時に花と花が重ならないように行いますが、さらに花の大きさを揃えるためには、全体を同じような大きさの蕾で揃えるようにします。また一つの蕾が開くと、中からいくつかの花が咲く事がありますが、これらは蕾の中に何個かの花芽が入っているためで、蕾をよく観察すると蕾が扁平気味であったり、どことなく三角形に近かったりする事で分かります。蕾の中に3個の花芽が入ったものが咲いた場合と1個の花芽が入ったものが咲いた場合では前者の方が花は小さくなりますので、摘蕾をする時には、大きさとともに形も同じような蕾にまとめることで花の大きさを揃えます。ただし、1つの蕾の中にいくつかの花芽があるものをそのまま咲かせると何個かの花が重なって咲くことになるので十分に開かない事があります。その時は花の大きさや花の向きを考えて必要な蕾を残し、他を摘み取るとよいでしょう。
4.花弁が薄い
品種本来の花弁の厚さより薄い花が咲く事があります。この原因は、一つひとつの花に十分
養分が行き渡っていない事が考えられます。肥培管理を適切に行う事と摘蕾を行って蕾の数
を調整し、残った蕾に養分を集中させます。
5.花にシワが入る
花季展でも時々見られます。花弁にシワが入る品種もありますが、そうでない場は、秋から冬にかけての水不足が大きな原因と考えられます。冬の水切れは蕾枯れの原因になります。蕾が枯れないにしても、しっかりした花が咲かなくなります。冬はサツキの休眠期とはいえ、水不足は禁物です。
6.樹冠部しか花が咲かない
いくつか原因が考えられますが、まず蕾が樹姿全体でなく樹冠部にしかできなかった場合で、樹冠部にしか蕾がなければ当然樹冠部にしか花は咲きません。蕾ができる時に樹姿全体に十分日光が当たらないと部分的にしか蕾が出来ない事があります。棚に鉢を置く時に鉢と鉢の間隔をとって日光が十分当たるようにします。そして定期的に鉢回しを行い樹姿全体に日光を当てる事で樹姿全体に蕾をつけるとともに、蕾の充実を図る事が大切です。ところで、一般に花後の剪定は早めに行うようにしていますが、その一つの理由として、7~8月は花芽が形成される時期になり、7月中旬過ぎに剪定すると花後のつきが悪くなるためです。蕾が全体についていても、管理によっては樹冠部が早く咲き、下部が遅れて咲くということがあります。
7.花の色が薄い、艶がない
肥料の中でもリン酸分が少ないと花の色艶が十分でないことがあります。又根の状態によっても色艶のよくない花になりやすく、特に植え替えてから間もなく、根が充実していない場合も同様な事があり、根の充実によって色艶がよくなります。地合系の花は日光によく当てると色がしっかりし出ます。
8.玉斑や底白がきれいに抜けない
祝い星その他が真っ赤な花になったりすることがあります。又肥料分が多すぎるとこういった花が咲きがちになります。対策としては、施肥量を調整し前年と比較して少なめにします。特に秋の施肥は控えめにします。
9.花にシミが出ている
花にシミができ、それが花全体に広がります。これは花腐れ菌核病と呼ばれるもので、灌水や雨などで花に水滴がつくと発生しやすく、又、肥料分が多いと出やすい病気です。蕾の時点で既に感染していることが多いので、殺菌剤のマンネブダイセンM水和剤やジマンダイセン水和剤を定期的に散布して予防に努めます。又開花の間際にはベンレート水和剤、ダコニール1000水和剤を散布します。花が咲き、もし症状が出た場合はバイレトン乳剤を散布します。ただし花腐れ菌核病は他に被害が広がりますので、被害を受けた花は摘み取り焼却処分します。
薬剤配布
7月7日(土)
モスビラン(殺虫剤)-----------1,500倍(水和剤)
ボトキラー(殺菌剤)-----------1,500倍(水和剤)
エステリン(展着剤)-----------5,000倍(乳剤)
7月14日(土) 配布時間 6:00~7:00
アドマイヤー(殺虫剤)--------1,500倍(水和剤)
ベンレート (殺菌剤)--------1,500倍(水和剤)
エステリン (展着剤)--------5,000倍(乳剤)
● 8月4日(土)さつき教室は・・・・・・・・・
配布時間 6:00~7:00
ランネート (殺虫剤)--------1,500倍(水和剤)
スミレックス(殺菌剤)--------1,500倍(水和剤)
エステリン (展着剤)--------5,000倍(乳剤)
8月18日(土) 配布時間 6:00~7:00
オルトラン (殺虫剤)--------1,500倍(水和剤)
ベンレート (殺菌剤)--------1,500倍(水和剤)
エステリン (展着剤)--------5,000倍(乳剤)
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